それにしても実写版のケンシロウは情けなかった。
まず、怪鳥音がない。
「あたたたたたたたたたたたたーーっ!!!ほぁたーーーっ!!!!!」
がないという一点だけでも、「北斗の拳」の雰囲気の7割は殺してますな。
それに、突きの効果音が、ことごとく「ぺちゃぺちゃぺちゃ」。
ウソでもいいから、もっとドスドスいわせてほしかった。
ケンシロウのライバル、シンもずいぶん堕落している。
この実写版では、シンがケンシロウの父リュウケンを殺すのだけど、そのときの武器がピストル。
おい、南斗聖拳は?
回想シーンでは、ケンシロウを倒してジュリア(原作のユリア)を奪っていくのだけど、そのときの決め技が「頭突き」。
おい、南斗聖拳は?
とにかく、マンガ版、アニメ版の雰囲気をブチこわすやり方には、すさまじいものがある。
ファンは見て失望すること間違いなし。
「You は Shock」なのか「You are Shock」なのかを問題にする前に、ワタシがショックだった ということを強調しておきたい。