二三週間前だったか、小泉首相がチェコを訪れた際、アシモを連れて来たらしい。晩餐会で踊ったり、チェコ語であいさつしたりする様子が、ここイギリスのニュースでも紹介されていた。首相本人よりもアシモのほうが注目を浴びていたのは、言うまでもない。
で、今日、アシモが今度はインドを訪問、大人気になった様子が、ヤフーのニュース欄で報じられている。
ふと思ったのだけど、この際、アシモを日本の象徴にしてはどうか。ある面では、天皇より日本をよっぽどよく象徴している気がする。今度憲法をかえる時には、是非そう定めてほしい。
「日本国の象徴はアシモ。」
毎年、元旦には皇居のベランダに出て愛敬をふりまくアシモ。その一挙手一投足に沸き立つ参拝者たち。
「うぉーすげぇ、今年は逆立ちできるようになってるぜ。」
「来年はバック転に挑戦するらしいよ。」
調子に乗って、毎年元旦には新しい技を披露するアシモ。
そのあまりの人気ぶりに、同業他社は焦りはじめる。過熱する開発競争。アイボが二本足で立つ日も、そう遠くないはずだ。
そのうち香港製のニセモノが出回ったりするのだろう。「アシボ」とか、紛らわしい名前をつけたりして。
十年後の日本が楽しみです。