いつかこの日記で書いた ゆきだるま の写真が、ワタシたちの学科のホームページのトップに載った。
大雪の降った次の朝、大学の玄関の両脇に、ゆきだるまがひとつずつ。
写真だけ見る人は、童話の世界のような、ほほえましい光景と思うのだろう。
けれど、ワタシたちは知っている。
実物のゆきだるまには、ニンジンが上下に一本ずつ刺さっていることを。
学科のトップページの写真は、いくら拡大しても、もともとの解像度がよくないせいか、例のニンジンは見えて来ない。
自分たちだけが知っていて、ほかの誰も気づかない、シュールな世界。
まるで梶井基次郎の文章のような。
桜の木の下に屍体が埋まっていたり、丸善の本の上に、爆弾を置くように檸檬をそっと置いてきたり、そんな世界のような雰囲気がしませんか。
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、、、、、しないか。
そういえば今日は 03年03月03日だったわけか。
と思ったら、たった今(アメリカ時間3日)、「松井がオープン戦で3ラン、3打数3安打」というニュースがアサヒコムに。
これを伝えるスポーツ新聞やスポーツ欄は、「5ジラが3づくし」とか、わけのわからない見出しを書くんだろうな、絶対。
そういう、いかにもオヤジさんの言いそうなことの想像がつく自分がイヤだ。